雇竿車知継ぎ
匠の技
岐阜県
岐阜県各務原市の指定文化財「旧桜井家住宅」の屋根の一部葺き替え等をおこないました。
【宮大工の木組技法】
文化財屋根改修工事:軒桁の交換と「雇竿車知継(やといざおしゃちつぎ)」
今回の動画では、文化財建造物の屋根改修工事における重要な工程「軒桁(のきげた)の交替(差し替え)」の様子をお届けします。
新旧の部材を接合する仕口には、日本の伝統工法である「雇竿車知継(やといざおしゃちつぎ)」を採用しています。
【雇竿車知継(やといざおしゃちつぎ)とは?】
2つの木材を直線状につなぎ合わせる「継手(つぎて)」の伝統技法のひとつです。
「雇竿(やといざお)」:部材同士を直結させるのではなく、別で加工した硬い木(竿)を介して左右の部材を繋ぎ止めます。
「車知(しゃち / 車知栓)」:斜めにテーパー(傾斜)をつけた楔(くさび)形状の木栓です。
差し込んだ雇竿の穴に車知栓を打ち込むことで、てこの原理のように材同士が強力に引き寄せられ、金物を一切使わずに隙間のない強固な接合を実現します。
