旧長濱検疫所一号停留所(厚生労働省横浜検疫所検疫資料館)組立工事/
横浜市 2025年
文化財
■木造平屋建て
■建坪426.71㎡
■建坪426.71㎡
日本の検疫施設最古の遺構の一つとされる国登録有形文化財「旧長濱検疫所一号停留所(厚生労働省横浜検疫所検疫資料館)を海の公園(横浜市金沢区)に移築。
横浜最古級の洋風建築。
一号停留所は、長濱検疫所の中で建築意匠的に最も重要な施設とされています。
正面の両端が突出するコの字型、左右対称の平屋建て。
東西両端に突出するのが旧食堂と旧談話室。
それぞれにベイウィンドウが張り出しています。
大正期の塗装色を再現。
海風などへの耐候性も考慮した塗装材を選定。
正面引違い窓。
近代を感じさせる波板ガラスも特徴の一つ。
西側がメイン玄関。
今後の利活用に向け、屋外にバリアフリー対応のスロープ・階段、入口に自動ドアを新設。
東側玄関は、非常時の出入口としても機能。
自動火災報知機と連動する電気錠を扉に新設。
主屋屋根はスレートで葺き直し、銅製雨樋を新調。
建物背面。海外からの渡航者を一時滞在させる停留室は上下窓を基調としています。